スペシャルレポート ユタ系図協会

系図探究活動を支援するファミリーサーチ

ファミリーサーチロゴ これまで世界中で洪水、火災、地震等が発生したとき、歴史記録や古文書類が一挙に消滅してしまうことが度々ありました。
また、腐蝕、虫害、湿気、不注意などによってこれらの記録が損傷を受けるとき、これらかけがいのない人類の遺産は永久に失われてしまいます。

ファミリーサーチ(歴史的にはユタ系図協会と知られている)はこれらの大切な記録を保存するために、また世界中の人々の家族歴史探求を支援する目的で1894年に米国ユタ州において非営利団体として設立されました。
1938年からマイクロフィルムによる収集を開始し、現在世界中から収集されたマイクロフィルムは250万本をゆうに超え、これらのマイクロフィルムを永久保存するため、ユタ州ソルトレーク市郊外にグラナイト山記録保管庫を建設しました。 保管庫は200mにも及ぶ堅固な花崗岩に覆われた渓谷の山腹にあり、マイクロフィルムを保存するために最適の状態にコントロールされています。
世界中から集められた重要な記録はこの保管庫の中で天災や人災から安全に守られています。
またソルトレーク市には世界最大規模の家族歴史専門図書館があり、専門家や一般系図愛好家たちによってそれらのマイクロフィルムは無料で閲覧利用されています。
また世界70カ国に4500箇所の家族歴史センターにおいてもそれらのフィルムは活発に利用されています。


日本でも様々な政府機関のご協力により、これまで数々の家族史に関する貴重文書をマイクロフィルム化させていただいてまいりました。
また現在では過去に撮影したマイクロフィルムをもとにそれらをデジタル画像処理し、現在や将来の技術を通して、飛躍的かつ効果的に歴史的な文献や資料を有効活用できるよう新しい時代に即したデジタル化に取り組んでおります。 
またファミリーサーチはウェブ上最大の家系図サイトFamilySearchを運営しており、無料でそれを利用することができ、そこで世界中の10億人以上の名前の検索が可能です。 FamilySearchへのアクセス件数は、1日平均1000万件を超えています。これは世界中で系図探求の人気が高騰していることを示すバロメーターです。

ファミリーサーチの代表者は以前このように述べました。「利用の多さには目を見張るものがあります。世界中の人々が、自分はどこから来たのか知りたいと望んでいるのです。
そして今、合衆国、カナダ、イギリス諸島以外に先祖を持つ人々も、このサイトでさらに情報を得ることができるでしょう。」

世界中の人々が先祖を探求するという事業に熱心に取り組んでいます。これは1つの団体だけでなく、世界中の記録所蔵者や様々な組織や個人の協力が必要です。互いに協力し合うことによって、過去の大切な遺産を将来の世代に引き継いで行くことができることでしょう。

ファミリーサーチサポート
アジア北エリアマネージャー
杉本圭司

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